愛犬のための正しいドッグフードの選びかた

お店に行くとずらりと並ぶ多種多様なドッグフード。

愛犬のために、どのようにドッグフードを選べばいいのでしょうか?

犬にとってベストなドッグフードとは、栄養バランスにすぐれ、歯やあごの健康を保てるものです。

体調や年齢、ドッグフードの好みも犬によってみんな違いますよね?

ここではドッグフードの種類や、パッケージに記載された内容の見方、愛犬にあったドッグフードの選び方、与え方について紹介していきます。

目次

ドッグフードの分類と表示

ドッグフードの種類

ドッグフードには法律などで定められた種類があります。

ペットフードのパッケージやラベルに書いてある表示は、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」や、「ペットフードの表示に関する公正競争規約」に定められた情報が記載されています。お手元のペットフードのパッケージでも確認してみましょう。

いぬ・ねこのきもちフードサポート

ドッグフードには以下の4つの目的別の分類があります。

  • 総合栄養食
  • 間食
  • 療法食
  • その他の目的食

主食としては総合栄養食を与えましょう。

療法食は治療を目的とした獣医師の指示により与えましょう。

総合栄養食とは?

毎日の主食として与えることを目的としたフード。そのフードと水だけで、指定された成長段階の健康が維持できるよう、成長段階(ライフステージ)ごとに栄養の基準が設けられている。このため、成長段階も記載されている。

※輸入フードなどでは、「総合栄養食」の表記ではなく「『AAFCO(米国飼料検査官協会)』の基準をクリア」など、国外のガイドラインにのっとっている旨を記載している場合もある。

参考  いぬ・ねこのきもちフードサポート

ドッグフードの成分や表示

カナガンドッグフードの原材料・成分

ドッグフードの原材料は添加物も含めて全て表示することが法律で定められています。

「ペットフードの表示に関する公正取引規約」に従って、肉類・穀類といった分類名もしくは鶏・ビーフ・とうもろこしといった個別名(またはその併用)で表記されています。使用料が多い順に記載するよう定められています。

主な栄養素や水分の重量比が表示されています。代謝エネルギーの記載もあることがほとんどです。

参考/ いぬ・ねこのきもちフードサポート
いぬのきもち『ドッグフード大事典』 ねこのきもち『キャットフード大事典』

ドッグフードのタイプ 一般的にはドライを与えましょう

ドッグフードには大別すると4種類になります。
それぞれの特徴を下表に記します。

愛犬の年齢や体調を見てドッグフードを選んでいきましょう。

おすすめ犬種価格嗜好性特徴
ドライ健康な犬安い低い完全栄養食
歯や顎の強化や歯周病予防も
ソフトドライ生後6ヶ月以内の犬やや高い高いドライタイプの粒が柔らかいもの。歯の発育が不十分な子犬向け
セミモイストシニア犬やや高い高い嗜好性が高い。
ドライタイプを食べない犬向け。歯や顎、消化機能の落ちたシニア犬にも。
ウエット食欲のない犬高いとても高い食感が生肉に似ている。犬がよく食べるので食欲が落ちてきたときに与えるとよい。
種別ドッグフードの特徴

健康な犬の場合はドライフードを与えるのがよいです。

ウエットフードの場合、一日に必要な栄養をとる物理量がドライフードに対してとても多くなってしまいます。

コストも跳ね上がることや、歯の健康維持、保存のしやすさ、うんちが小さく固めになるため扱いやすいなど、ドライフードには多数のメリットがあります。

老犬で噛む力が衰えたなど特別な事情がない場合には、ドライフードを選択する事をお勧めします。

ライフステージ毎のドッグフードの選び方

総合栄養食のドッグフードには、対応するライフステージ(成長段階)が記載されています。ライフステージによって必要な栄養素、最適なドッグフードの与え方も異なります。表示されているライフステージと目安の期間を知って、愛犬の成長や健康状態に応じてフードの与え方を見直せるようにしておきましょう。

子犬(0~1歳)

体の成長や機能の発達のために栄養がとくに必要な時期です。

成長期の子犬は成犬と比べると2倍から3倍のエネルギーが必要と言われています。 

「子犬用」「パピー」などの年齢・月齢表示がされています。

栄養バランスのとれたドライタイプのドッグフードをあげましょう。

成犬(1~7歳)

成長期に比べて必要なエネルギー量は少なくなります。子犬と同じようにドッグフードを与えると肥満の原因になります。

「成犬用」や、「〇才以上」「〇才~〇才」などの年齢表示がされています。

運動量や体格に合わせて与える量を調整しましょう。

老犬(7歳~)

成犬(維持期)と比較して必要な栄養量は1/3くらいになります。

「〇才から」「高齢期用」「シニア」「エイジングケア」などの表示がされています。平均寿命のおよそ半分を過ぎた頃からが目安です。

加齢により代謝が落ちてくることや、骨や肉の老化が進んでいくため、必要なタンパク質の量は増えます。より良質なタンパク源のドッグフードを与えましょう。

オールステージ

「全成長段階用」「オールステージ用」などの表示がされています。子犬、成犬などのライフステージ別に給与量の目安が表示されています。

個別に給与量の管理が必要です。栄養価の高いフードが多く、食べ過ぎる傾向がある場合は給与量に気を配りましょう。

まとめ 愛犬に最適なドッグフードを選ぼう

本記事ではドッグフードの一般的な表示と

ドッグフードの酒類やライフステージごとの選び方について書いてきました。

大切な愛犬のために正しいフードを選んで与えましょう。

ドッグフードを選ぶポイント

  • ドライフードの総合栄養食を選ぶ
  • 体格・体調に応じてドライ・ウエットは調整
  • ライフステージに合わせた適切なドッグフードを選ぶ
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